乳がん定期健診のすすめ
2008年08月08日
乳がんが増える背景
乳がんには、女性ホルモン(エストロゲン)が関わっています。エストロゲンの分泌される期間が長いと乳がんのリスクが高まります。現代の女性のライフスタイルや脂肪を多くとる食生活などの影響で、エストロゲンに長く、多くさらされてしまう状態になっています。
<エストロゲンに長くさらされる状態>
初潮年齢の低下・閉経年齢の上昇(55歳以上)
未婚(30歳以上)・高齢出産(30歳以上、出産未経験の人を含む)
肥満(閉経後の肥満)・長期間のホルモン補充療法など
乳がんは、乳腺に発生する悪性腫瘍です。乳がんにもさまざまなタイプがありますが、発見につながる所見は、「しこり」が最も多くなっています。
発見されるときの主な所見や症状
●しこり
●皮膚の陥没・えくぼ・ひきつれ
●乳頭の陥没・ひきつれ
●乳頭・乳輪の湿疹・びらん
●乳頭からの分泌液
●乳房の膨大感(発赤・痛みを伴う)
●わきの下のしこり
しこりに触れたときの硬さは、硬い消しゴム、硬くなったチーズのようで、初期の場合は、痛みはないことが多いです(痛みがある場合もまれにあります)。体調が悪いとか、食欲がないなどといった変化はほとんどありません。
「定期検診」は、しこりなどの自覚症状がない場合に、早期発見を目的として、定期的に受けていくものです。
検診開始の年齢
40歳を過ぎたら、画像検査を含む検診を定期的に受けるようにといわれています。日本では、40歳代で乳がんにかかる人が多いことからです。厚生労働省の自治体検診を見直す検討会では、この度、対象年齢を40歳以上とし、30歳代の検診廃止を提言しました。しかし、すでに示したように20代、30代で乳がんが発見される人もいます。検診開始年齢は、自己検診と併せて、自分で決めてもかまいません。以下のような方は、40歳より早めにスタートしてもよいでしょう。
●家族に乳がん患者がいる
●出産・授乳経験がない
●不妊治療を受けたことがある
●HRT(ホルモン補充療法)を受けたことがある
●ピルを使用している
検診の実施場所
自治体や職場の検診を利用したり、医療施設に自ら行ってみることもできます。
●自治体(市区町村)の検診
●職場の健康診断やドック検診
●医療施設での自主検診
街のホームドクター弥永協立病院ホームページ
乳がんには、女性ホルモン(エストロゲン)が関わっています。エストロゲンの分泌される期間が長いと乳がんのリスクが高まります。現代の女性のライフスタイルや脂肪を多くとる食生活などの影響で、エストロゲンに長く、多くさらされてしまう状態になっています。
<エストロゲンに長くさらされる状態>
初潮年齢の低下・閉経年齢の上昇(55歳以上)
未婚(30歳以上)・高齢出産(30歳以上、出産未経験の人を含む)
肥満(閉経後の肥満)・長期間のホルモン補充療法など
乳がんは、乳腺に発生する悪性腫瘍です。乳がんにもさまざまなタイプがありますが、発見につながる所見は、「しこり」が最も多くなっています。
発見されるときの主な所見や症状
●しこり
●皮膚の陥没・えくぼ・ひきつれ
●乳頭の陥没・ひきつれ
●乳頭・乳輪の湿疹・びらん
●乳頭からの分泌液
●乳房の膨大感(発赤・痛みを伴う)
●わきの下のしこり
しこりに触れたときの硬さは、硬い消しゴム、硬くなったチーズのようで、初期の場合は、痛みはないことが多いです(痛みがある場合もまれにあります)。体調が悪いとか、食欲がないなどといった変化はほとんどありません。
「定期検診」は、しこりなどの自覚症状がない場合に、早期発見を目的として、定期的に受けていくものです。
検診開始の年齢
40歳を過ぎたら、画像検査を含む検診を定期的に受けるようにといわれています。日本では、40歳代で乳がんにかかる人が多いことからです。厚生労働省の自治体検診を見直す検討会では、この度、対象年齢を40歳以上とし、30歳代の検診廃止を提言しました。しかし、すでに示したように20代、30代で乳がんが発見される人もいます。検診開始年齢は、自己検診と併せて、自分で決めてもかまいません。以下のような方は、40歳より早めにスタートしてもよいでしょう。
●家族に乳がん患者がいる
●出産・授乳経験がない
●不妊治療を受けたことがある
●HRT(ホルモン補充療法)を受けたことがある
●ピルを使用している
検診の実施場所
自治体や職場の検診を利用したり、医療施設に自ら行ってみることもできます。
●自治体(市区町村)の検診
●職場の健康診断やドック検診
●医療施設での自主検診
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Posted by 弥永協立病院スタッフ at 00:32│Comments(0)
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