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太っている人はがんが再発しやすいか?

2009年02月17日

太っている人は、がんを再発しやすいってホントでしょうか?

どんな病気にも肥満は危険因子です。

太っている人が必ずしも再発するとは限りません。

しかし、太りすぎは乳がんの再発リスクを高めるといわれています。

特に、閉経後の女性の場合は、乳がんの原因となるエストロゲン(女性ホルモン)が主として脂肪組織で作られるため、肥満はエストロゲンの亢進、すなわちリスクの上昇につながる考えられます。

また、太っているとしこりが見つかりにくかったり、乳房温存手術が難しくなることがあるといわれています。

少し太りすぎかな?と思う人は、無理なダイエットではなく、脂肪分を控えてバランスの良い食事を心がけましょう。


乳癌の手術後は運動するのが怖くなりがちですが、適度な運動も肥満予防には効果的です。

週に3~5時間程度のウォーキングや水中歩行など、疲れない程度に体を動かしてください。


少しでも気になる事がある方は、近くの乳腺専門医へご相談ください。


久留米市 弥永協立病院  


Posted by 弥永協立病院スタッフ at 00:37Comments(0)乳がんについて

大豆や豆腐を食べると乳がんになる?

2009年02月08日

通常の摂取量であれば、問題ありません。
ただし、サプリメントなどで摂取する場合はその量に注意しましょう。

大豆に含まれるイソフラボンは、化学構造が女性ホルモン(エストロゲン)とよく似ているため、乳がんの再発リスクを高めるのではないかと言われる事があります。一方で、乳腺に対しては、エストロゲンの働きを抑える役割をするとも言われています。

いずれの説もまだ明らかではありません。

通常の食事で摂る量の豆腐やみそ、しょうゆなどの大豆食品が乳がんの再発に大きく関わっていることはないと思われます。

しかし、大豆イソフラボンを成分とする健康食品やサプリメントは食品とは異なり、通常の食事では摂らない多量のイソフラボンが含まれており、摂りすぎには注意が必要です。

厚生労働省では、食品からの安全な摂取目安量以外に、特定保健用食品(トクホ)からの大豆イソフラボンを摂取しても差し支えない量の上限は1日当たり約30mgとしています。

個々の健康食品やサプリメントについては、この数値を参考に、摂取量を確認してください。

心配なことがある方は、近くの乳腺専門の医師にご相談ください。


大豆イソフラボンの安全な摂取目安量
食品として摂取する量40~45mg/日 + トクホからの摂取量30mg/日 = 70~75mg/日

*15歳以上の平均的な日本人の大豆イソフラボン摂取量は一日18mgです。


乳腺・乳がんのご相談は弥永協立病院へ  


Posted by 弥永協立病院スタッフ at 00:36Comments(0)乳がんについて